
車を売却しようと思っている人「乗り換えのために車の売却を決めたけど、経験がないし、全部自分でやらなきゃいけないって不安・・」「そもそもどの業者に声を掛けたら良いの??」「車を売却するのにどの書類が必要なのか分からないわ」「悪質な営業マンが来たら怖い・・」など車の売却を決意しても行動に出るまでに不安な事は多いと思います。
この記事はその不安にお答えします。
- 本記事のテーマ
車を売却する際の注意点について紹介
- 記事の信頼性
今回この記事を担当する私は、以前の勤め先が転勤が多く、その度に車を売却して、地域に合った車を購入していました。
おかげで車の売却に詳しくなり、業者の人とも仲良くなった、なんてことも笑
そんな車を売却ばかりしていた私ですが、毎回順調に売却できたわけではなく、トラブルもありました。
はぁ!?聞いてないッスよ!怒から売却時に書類がひとつ足りなくて・・ 汗 なんてことも経験しています
- 読者さんへメッセージ
車を売却する際はスムーズにいきたいものですね。
今回は私の実体験を元に、車の売却時に起こったトラブルや注意点について紹介します。
実際のトラブルの例書くので、もしトラブルになった際はこの記事を参考にして、冷静に業者と対応しましょう。
車を売却する際の注意点:売却編

車を売却する前に調べないといけないことはいっぱいあります。
理由は下取りと違い、ディーラーがいないので、業者調べから手続きまでを全て自身で行うためです。
売却までの注意点は「 買取業者の選び方 」と「 売却に必要な書類の確認 」をしっかり行うことです。
買取業者の選び方に関する注意点
売却を決意したらまず最初に買取する業者選びから始めなければいけません。
買取業者を選ぶ際の注意点は「複数の業者に査定依頼を行う」ことと「買取店の評判を調べる」ことです。
入力だけで見積がとれる一括査定
買取額の交渉を行う場合の参考にもなるので、複数の業者から見積をとりましょう。
1社だけだと営業が特別額を提示しました、というような上手い言葉を信じた結果、他社の方が高い査定額だったとうように損をしてしまう場合があります。
また、私も経験がありますが担当営業の態度が悪い場合が稀にあります。
このような場合、「1社しか選んでいない場合に他に選択肢がない」という場合を回避できます。
時間がなくてという方のために、私がよく参考にしているサイトを紹介します→ 価格.com一括査定
入力だけで複数の買取業者から見積がとれる、通所「一括査定」に申し込むことで、簡単に見積がとれます。
入力だけで良いので電話が苦手な方にもおすすめです。
買取店の評判を調べる
買取業者に見積依頼を出したらその業者の評判をチェックしましょう。
よく耳にする大手気企業でも必ずしも安心できるとは限りません。
また、口コミや評判が良くない業者は後にトラブルになる可能性が高いので何がトラブルになったのかを調べましょう。
売却に必要な書類
買取業者が決まったら売却に必要な書類を揃えましょう。
買取業者の選定同様に全て自身で揃えなくてはいけないため、手元にない場合は関係機関より再発行が可能です。
必要な書類 | 確認事項 | 再発行できる場所 |
自動車車検証 | 住所、氏名などを確認 | 運輸局にて再発行 |
印鑑登録証明書 | 有効期限を確認 | 各市町村の役所にて再発行 |
自賠責保険証明書 | 有効期限を確認 | 加入した保険会社に問合せると再発行可能 |
自動車納税証明書 | 発行より1か月以内 ※普通自動車は2通、軽自動車は1通でも可 |
管轄の都道府県税事務所にて再発行 |
リサイクル券 | — | 所轄の運輸支局にて再発行可能 |
その他として売却する鍵と、実印、振込先なども準備しておくとスムーズに交渉できます。
鍵を紛失した場合は、各メーカーのディーラーに連絡しましょう。
軽自動車の場合は実印ではなく、認印でも対応できます。
私は初めて車を売却した時に印鑑登録証明書の事をすっかり失念しており、頭が真っ白になったことを今でも覚えています。
私のように慌てないためにも、前もって準備して買取業者とは交渉だけに専念しましょう。
車を売却する際の注意点:トラブル編

インターネットの普及により簡単に、誰でも、高価買取できるというフレーズで一括査定を利用するユーザーが増えたことで、トラブルの件数も多くなっています。
参考→国民生活センター
どういったトラブルがあるのか、その一例とトラブルを回避するために買取業者との確認事項について紹介します。
case1.再査定時のトラブル
査定をしてもらったら22万円だったので、次の車の購入資金の為に契約。
しかし後日業者から連絡があり、事故車と判明したので金額は半額になると。
契約した車は中古車で購入したが、事故履歴があるとは聞いていないし、自身も事故を起こしていない事を伝えたが、業者側は納得がいかなければキャンセルすることは可能だが、運送費を請求すると言われた。
この事例は、査定後に何かしらの理由で査定額を減額する再査定と呼ばれる事例で、売却のトラブルではよく聞く事例です。
お互いが納得して契約したのにも関わらず、業者が一方的に事故車だったため減額したいということです。
実は私も経験がありますが、これは業者がもともと安く買取るつもりだったという話もあり、非常にがっかりしました。
対策と相談先
せっかく業者と納得して契約したのに、ガッカリする話ですね。
対策は契約書に後から不具合が見つかった場合は減額となるといった表記がないか、確認をしましょう。
交渉時に担当営業に「査定後以降の減額請求はしないで」といった事を相談することも大事です。
私のおすすめはJADRIという団体に加盟している業者への依頼です。
JADRIに加盟していれば、再査定による減額請求がないからです。
もしトラブルになったら下記に相談しましょう。
●独立行政法人国民生活センター ※都道府県により連絡先が異なります
case2.キャンセル料の請求
車を200万円で売却したが、都合によりキャンセルをしなくてはいけなくなり解約を業者に申し出た。
契約書にお客様の都合によるキャンセルの場合は10万円と記載があったため、10万円を支払う準備はしていたが、業者からすでにオークションで買い手が決まっているため、迷惑料として2万円を請求すると言われた。
このトラブルは契約書に記載されている契約解除料金以上にキャンセル料金を請求するというケースです。
なんで契約書に書いてる金額以上に払うんだバカヤロー!という気持ちになりますが、キャンセルに関するトラブルは多いことも事実です。
対策と相談先
契約書に書かれている金額以上の額を請求させると、何の為の契約書かわかりませんね。
キャンセルの理由が家族や親族からの反対が多いので、車の売却は周りにまず相談してから決めましょう。
契約書に記載がある金額以上の料金を支払う必要はなく、早めに業者へ連絡すれば無料でキャンセルできる業者もあります。
もしトラブルになったら下記に相談しましょう。
●独立行政法人国民生活センター ※都道府県により連絡先が異なります
case3.悪質な営業の対応
担当営業が車の査定に来たが、査定が終わっても中々帰らず、契約書の裏面までせっかちに話を進めた。
査定した車は父親の車だったため、その趣旨を話すとクーリングオフ制度を適用できるから大丈夫と強引にサインを迫ってきたため、怖くてサインしてしまい、車を持って行った。
営業が帰宅した後に契約書を読むと、クーリングオフ出来ないとの記載があった。
この読むだけでムカついてくる事例が本当にあります。
クーリングオフが適用できる、つまり後でキャンセルできると嘘とつき、車を持っていくというトラブルです。
対策と相談先
強引な営業は怖いし、嘘をつかれるとムカつきますね。
営業も十人十色なので、真面目に頑張っている人もいれば悪質な対応の営業もいます。
査定が終わっても中々帰らない営業に関しては他のトラブルにも発展する恐れがあるので警察へ連絡することも考えましょう。
また、納得しない内はサインしない!という事を意識を持ちましょう。
強引な営業員に恐怖でサインしてしまった場合でも、契約解除は可能です。
豆知識レベルとして、車を持っていかれた対応として、名義変更の書類やその他必要な書類は査定前にどこかに隠しておくのも手です。
トラブルが起きた場合は買取業者へ連絡しても話にならないので、下記に相談しましょう。
●独立行政法人国民生活センター ※都道府県により連絡先が異なります
その他トラブルは数多く存在します。
コチラのサイトを参考ください→独立行政法人国民生活センター資料
覚えておきたい!トラブルを回避するための確認事項

トラブルが好きだという人はあまりいないと思いますので、回避するためにこちらも査定時に確認することが大事です。
いずれも催事にその場で問合せできる内容となっています。
車両買取額だけではなく、売却によって戻ってくる自動車税の確認もしましょう。
売却金額について確認
査定額には一定の有効期限があり、どの期限まで保証されているのかを確認してください。
売却したお金が現金なのか、振り込みなのか、どのように支払われるか確認もしましょう。
車の引き渡しについて
契約後に車を引き渡す場所、手段を確認しておきましょう。
引き渡し時に費用が発生するといった、聞いてないよ~!を防ぐためにも確認してください。
名義変更の費用について
車の売却には名義変更が必要で、基本買取業者が代理でしてくれます。
通常費用がかかるので、いくらかかるのかを聞きましょう。
契約後のキャンセルについて
トラブルの例でもありましたが、車の売却ではクーリングオフが適用されません。
一般的にはキャンセルの違約金という形で契約書に記載があるかとは思いますが、基本10万円、もしくは買取額の10%という場合が多いですが、確認しましょう。
納得しなければハッキリと断る!
査定に来た営業員が強引に迫ってきた、または査定が終了したのに、中々帰らなくて、サインしていまったというトラブルには、ハッキリと断る勇気が必要です。
ひとりだと弱気になってしまうことが不安は方はパートナーの方やご両親、友人に立ち会ってもらうことも重要です。
納得がいかない内に契約する必要なんかありません、ムカついたら、ムカついたから他にする!とハッキリ言いましょう。
私は営業員の対応に頭にきて口論となり、それでも怒りが収まらなかったため、会社にクレームを入れたこともあります汗
営業も人それぞれなので、皆が悪質なわけではありませんが、自身が納得しない内に契約を強引にすすめてくる業者は、後で別なトラブルにも発展する恐れがありますので、断る時ははっきりと言うことが大事です。
嘘はダメ!車の状態は偽らないで
これは業者ではなく、売る側に問題がある場合です。
査定の際には車の状況と、事故歴があるかどうかを聞かれますが、査定に影響することが不安で伝えない、といった人がいます。
もし正直に伝えなかった場合、意図的に隠ぺいしたとなり、 瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)を負う可能性があります。
瑕疵とは売却する車が外部から容易に確認できない欠陥がある場合に、売る側がその責任をもつということです。
業者に瑕疵があることを伝えなかった場合、売る側の過失となり、瑕疵が判明してから1年以内であれば損害賠償を請求されることがあります。
case1のトラブルは業者側の問題でしたが、この瑕疵問題については売る側の問題です。
お互いが気持ちよく売買出来る為にも素直に伝えることは伝えましょう。
まとめ

まとめです。
●売却する際は業者を1社に決めないで、複数に査定依頼し、評判も調べる
●業者とのトラブルを回避するために、金額にかんすることはその場で確認する
●納得できないことがあれば契約せず、はっきりと断る
●事故や車の状態は嘘をつかずに、正直に伝える
以上を意識し、スムーズに車を売却しましょう。